いつも最高の気分でいたいものですが、人間だもの、どうしても気分が乗らないときもありますよね?
気分の浮き沈みは波のようにやってくるもので、それはどんな人でも同じだと思います。ただ、人生の生き方が上手な人は、その浮き沈みの波を上手く予測して振れ幅を調整する術を持っています。
今日は、自分の経験をもとに、気分の乗らない時期を乗り越える考え方を紹介します。
低空飛行する
調子が悪いときは、無理に上昇しようとするとかえって上手くいかなかったり、ますます状態が悪化することがあります。そこで、空回りして墜落しないよう「低空飛行」する必要があります。
具体的には、「自分がやれる中での最低ライン」を設定しておくのです。ストレスを感じている人は、普段の自分に高めのハードルを課していることが多いのですが、弱っているときは、そのハードルがかえってストレスを増強してしまい、悪循環に陥ることがあります。そのため、普段よりかなり低めのハードルを作っておきます。
たとえば仕事でも、今日は集中できないと思ったら、無理して集中しないことを選択して、就業時間にさっさと帰って休む。普段のトレーニングだったら、腕立て5回だけにして終了する。それで、継続したことにする。前回記事のファーストステップの考え方と同様、0ではなく1だけでもやることが大事です。そうすることで、いつか、またやる気になる時が必ず来ます。
墜落を避けることで、再浮上のチャンスを気長に待つことが出来ます。。
自分の調子の把握が大事
普段から「今日の自分どうかな?」とアンテナを張っておくことが大事です。
自分の中の違和感や頑張りすぎている感覚を感じたら「今日は低空飛行モードに切り替えよう」と自分のハードルを下げることで、ぐっと楽になります。
趣味など、自分が楽しめそうな他のことにフォーカスするのも良い方法です。どんなに仕事が出来る人も体力がある人も調子の出ないときはあるものです。最小限のことをこなしたら、さっと思考を切り替えて、リラックスしながら調子が戻るのを待ちましょう。
気長に構えることが最短の道
低空飛行の目的は、「やらないという罪悪感による負の循環を作らず、かつ無理をしない」ことです。
低空飛行の基準は皆さん自身で決めてもらって構いません。もし今、どうしても仕事が辛ければ、「職場にいくこと」と設定するのはどうでしょうか?この場合、行った時点で達成です。自分を褒めてあげましょう!
私にとっては、低空飛行を意識して「やらなきゃ」という気持ちを極力減らすことが、結果的にパフォーマンスがあがる最短の道になることが多いと感じます。自分だけの「低空飛行」、是非考えてみてくださいね!
辛くなった時のために、最低限やれることを「低空飛行」として設定しておく。
普段から、頑張りすぎていないか、自分の調子をチェックする習慣を
低空飛行しながら、気長に調子が戻るのを待つ姿勢が復調への最短の道になる