外的要因に左右されない自分のつくり方

仕事が上手くいかないとき、「自分」が嫌になることがありますよね?

そんな時に、「自分」と「自分の行動」を分けて考える習慣を持っていると、安定的して物事に取り組むことが出来ます。

今回は外的要因に振り回されないために、自分が心がけていることをお伝えします。

「自分」と「自分の行動」を分けて考える

目標を立てて、失敗したとき、自分がダメな奴だと感じることがあるかもしれません。

しかし、よくよく考えてみてください。失敗は失敗ですが、その前後であなた自身が急にダメな人間になったわけではないのです。

人間は、自分がやったことを自分のアイデンティティに結び付けて考えてしまいがちですが、このような場合、「自分」と「自分の行動」をきっちり分けて考える必要があります。

たとえば、試験に落ちた時、自分に価値がないように感じてしまうと思います。

しかし、試験の合否で自分自身の価値が変わってしまうことなど、本来はあり得ないのです。自分は自分、それ以上でも、それ以下でもありません。

自分自身の根源は何があっても変わらないということを意識するだけで何事も冷静に受け止められるようになります。

成功したときこそ、心がけるべき

この考え方は成功したときに、むしろ大事なように思えます。目標を達成したとき、達成して喜ぶのは非常に大事なことです。自分を誇らしく感じるのも良いことだと思います。

しかし、ここで、「自分」はすごいんだ、賢いんだ、などと自分を肥大化してしまうと、本来の自己認識から離れていってしまいます。

あくまで、すごいのは「自分が成し遂げたこと」であって、成功の前後で、自分自身が偉くなったわけではありません。自分は変わらず、そこにいて根本は変わってないのです。

「自分の行動」は最高だった、素晴らしかった、皆に見てほしい、と思うことは自然なこと。だけど、あくまで、「自分の行動」であり「自分」自身ではない。

このことを、日常から意識することで、成功や周囲からの賞賛などに対しても、謙虚な気持ちで受け止められるようになります。

「自分」でなく「自分の行動」に焦点をあてる

「自分」と「自分の行動」を分けて考えることが出来るようになると、色々なことに挑戦する心理的なハードルが下がります。自分の行動の成功や失敗で、自分が左右されることがないので、フラットな気持ちで目標を設定できるようになるのです。

自分の行動を、作品だと思えばいいんです。

良い作品も悪い作品もある、作品を作ることに熱中するのは悪いことじゃないし、作品を自慢に思ってもいい、出来の悪い作品作ってしまって落ち込んでもいい、けれど作品は作品。自分自身を投影したものであっても自分自身ではない、ということをよく覚えておいてください。

私も、時には自分と自分の行動が同化してしいますし、人間である以上、完全に割り切るのは難しい部分もあります。自分って凄い!とこっそり自己満足することは、悪いことだとは全く思いません。

しかし、この考え方を意識することによって、失敗しても成功しても、等身大の自分に戻ってくることが出来ます。

是非、普段から意識してみてください!

まとめ

「自分」と「自分の行動」は別物。失敗しても成功しても、「自分」は変わらない

2つを切り離して考えることにより、等身大の自分に戻ることが出来る

「自分の行動」は自分の作品のようなものと考える

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